ホーチミンの地下鉄の開業はいつ?1号線や2号線の事情をみてきました。

ベトナム情報

今日はベトナムの地下鉄について解説していきたいと思います。
実はベトナムに地下鉄の計画があります。

ベトナムの首都ハノイと南の商業都市ホーチミン、それぞれに地下鉄が計画され、ハノイの方はすでに運行しており、ホーチミンはまだ開業していません。

今日はそんなホーチミンの地下鉄について、現在の様子をご紹介しますね。

バイク社会のベトナムに地下鉄!?

ベトナムには北ハノイから南のホーチミンまでを結ぶ鉄道はあるのですが、車とバイクの社会ですよね。
とにかくバイクの多さと強さ(?)歩道などどこにでも走ってくるので私は驚きました。

地下鉄ができたら、ベトナムに住んでいらっしゃる方にはもちろん、私のような旅行者にとっても移動が簡単になって、行動範囲が広がり、より多くのベトナムを見て回ることができますよね。

中国の上海や深センを訪問したときは、地下鉄のおかげで、行動がしやすかったです。

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渋滞も多いベトナムですし。

ホーチミンの地下鉄はどういうものなのか、そしてどこを通っているのか、あらかじめ知っておくだけでも旅の楽しさは倍増すると思いますので、現地で確認したホーチミンの地下鉄を紹介します。

ホーチミンの地下鉄計画は?

ベトナムはここ数年急激な経済発展を遂げています。
人口が増えて、人々は車やバイクで移動するようになりました。
特に車よりは手軽に手に入るバイクに人気があり、街はバイクだらけになりました。


すると、慢性的な交通渋滞や排気ガスによる公害問題が多くなってきました。

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暑いのにマスクをしている人を結構よく見かけます。

そこで地下鉄を作ろうという計画が2011年に始まりました。
当時は2017年に着工し、2018年に運行を開始するとされていましたが、計画が延びてしまって、ここにきてようやく地下鉄の運行開始が現実になろうとしています。

地下鉄は最終的に8号線まで作るそうです。その中でも、今回開通するのは1号線です。そこにはなんと、日本企業が建設に関わっているんですよ。

ホーチミンの1号線は2021年末に開通予定でしたが、いまだに開通していません。

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もう2024年です・・・

これまで何度も計画が延長されてきましたが、ここにきてようやく、日本の日立製作所、山口県笠戸事業所で作った車両がホーチミン4区にある港に到着しました。

ホーチミン在住の知り合いに聞くと、テスト走行は結構しているそうです!

ホーチミン地下鉄の路線図をチェック!

ホーチミンの1号線路線図を実際に見ていきましょう。
ホーチミンの1区にある有名観光スポット、ベンタイン市場から出発します。
私もベンタイン市場には行ってきましたが、とても賑わっていました。

全部で19.7kmを走行します。高層マンションが立ち並ぶビンタイン区を通り、9区を通過して、トゥードゥック市を経て、ビンズオン省の新東部バスターミナル駅まで行きます。

日本で高速道路を使うと、20kmくらいはあっという間に移動できますが、ベトナムで20kmをバスで移動すると1時間くらいかかったりしますので、地下鉄に期待です。

それから駅は全部で14駅ですが、地下駅は3駅しかありません。残りの11駅はすべて高架です。

こんな感じで工事が進んでいます。

この辺は私が今年、2020年1月に訪れた時とあまり変わっていないようです。
そして次の駅は、ホーチミン市歌劇場駅です。ここは工事が終わって、道路を囲っていた壁がなくなりました。

ホーチミン観光ではこの歌劇場駅が重要になると思います。
その他の駅について、旅行者にとって観光スポットになりそうなところを選んでご紹介します。
どんどん進んでいきましょう。

アンフ駅です。
アンフは最近開発が進んで、街並みが変わってきたようです。大型ショッピングセンターや高層マンションが立ち並んでいます。

地下鉄ができると、もっと大きな都市になることが予想できますね。
近くにはおしゃれなカフェがたくさんあったり、大きな商業施設もあるようです。

ここには仏教をテーマにした「スイティエン公園」というテーマパークがあります。
このテーマパークは「狂ったディズニーランド」とも呼ばれ、カオスなところが突っ込みどころ満載のようです。世界のテーマパーク12選にも選ばれたことがあります。

私は行ったことがないのですが、何やらいろいろ面白いものがあるそうなので、ぜひ今度行ってみたい場所です。

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誰か一緒に行って欲しい

今まではローカルバスかタクシーでしか行けなかったのですが、地下鉄ができると気軽に来れるようになりますね。

地下鉄の終点駅は、ホーチミンのお隣、ビンズオン省というところになります。

新たに綺麗なバスターミナルが地下鉄の開業に先立って、10月10日にオープンしました。
ここから主要な都市へ長距離バスがたくさん出るそうです。

地上4階、地下2階建ての旅客ターミナルや駐車場、飲食エリアなどから成り、年間700万人を受け入れるという、ベトナム最大のバスターミナルです。
旅行者の方はきっとこの駅をたくさん使うことになると思います。

今後は日本のように駅が中心となって街が作られていくのでしょうか?
観光客が増えたり、駅周辺の施設が盛り上がっていくのでしょうか?

ちなみにホーチミンの国際空港「タンソンニャット空港」とベンタイン市場を結ぶ予定の2号線は2021年に着工して、2026年開業予定だそうです。

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予定通りいくとは思えないけど

まだ地下鉄の運賃がいくらになるか分かりませんが、過去には1万5000ドン(日本円で約75円)で計画しようという提案があったそうです。

街を走る路線バスは7000ドンから1万ドンぐらいなので、バスよりは少し高めかな、といった感じですね。

1万ドンといえば、ベトナムのコンビニで買ったカップヌードル。

1万ドンと思って買ったら、10万ドンでした。。。約600円!

これは完全にやらかしました。外の店でブンボー4人分16万ドンでしたし。いかに割高か。

話を地下鉄に戻します。

地下鉄ができると、今までバイクを使って通勤していた方が地下鉄を使うことで、バイクのラッシュや渋滞が減るのではないか、という話もあります。

ただ、私はそんなに減らないのではないかと思っています

皆さんバイクを持っていらっしゃいますし、バスより少し高いというのもあって、バイクの方が便利なんじゃないかなと思います。
これから1号線が開通して、その後8号線まで順調に開通していけば、多少変化もあるのかな、とは思います。

旅行者的にはバイクの渋滞は見ごたえのあるものですが、これからバイクの量が減ると、実際にベトナムに住んでいる方にとっては渋滞を避けることができて、快適になるのではないでしょうか?

その頃にはぜひその最初の電車第1号車に乗れたらいいなと思っています。
というわけで、今回はホーチミンの地下鉄についてお話しました。

まとめ

今回はホーチミンの地下鉄事情について、現地の写真や体験をもとにご紹介をしました。

つぎに行くときは、ぜひ地下鉄に乗って、色んなところを観光したいですね。
その時には地下鉄が開業しているのだろうか・・・。

ホーチミンじゃなくて開業しているハノイに行くのも手ですね。

また開業したら新しい情報を更新します。

それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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